JMeter簡易リファレンス

Version 2.7

設定エレメン ト>CSV Data Set Config

CSV DATA Set Config

概要

CSVファイルを読み込んで、jmeter変数に格納する機能がある。

スレッドグループのループで1行単位で読み込む。ループ要素のあるコントローラの配下に置いた時も1行単位で進む。


設定画面



パラメーター

名前
テスト計画/ワークベンチのツリーに表示さ れる名前

コメント
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Filename
読み込むCSVファイルの名前を指定する。
必須
File encoding
ファイルのエンコードを指定する。

Variable Names
CSVファイルより読み込んだデータを格納するJMeterの変数名を先頭からカンマ区切りで指定する。
必須
Delimiter
CSVファイルの区切り文字を指定する。タブの場合は\tとなる。
必須
Allow quoted data?
ダブルクォートで書くまれたデータの場合にTrueにする。

Recycle on EOF?
Trueにすると、ファイルの終了に達したら先頭行から取り直す。

Stop thread on OEF?
Trueにすると、ファイルの終了に達したらスレッドはその時点で終了する。

Sharing mode
All threadsを選択した場合、すべてのスレッドを対象にサンプラーが実行されたときに1行ごと読み進む。ただしコントローラ配下のサンプラーは無視される(読み進まない がその時点のデータはとれる)。すべてのスレッドで使う場合はこのコントローラはスレッドの外側に置いておく必要あり。
Current thread groupを選択した場合、スレッドグループの中でそれぞれファイルを読み進める。
Current threadを選択した場合、スレッド単位に先頭から読み進める。
この設定をループ系のコントローラ配下にある場合にはそのループにより読み進める。

  

使用例

サンプルファイル


CSVファイルの中身

aa,bb,cc
1,2,3
a,b,c
あ,い,う


変数名は先頭のカラムからA,B,C、Sharing modeはAll threadsを選択

1個めのスレッドグループと2個目のスレッドグループでそれぞれ2回ループの設定

1個めのスレッドグループではループコントローラ配置しループ回数は2回を設定

Debug SamplerでJMeter変数が変化するか確認する




実行結果

1個めのスレッドグループのJMeter変数の確認、CSVデータの1行目が取得されてA,B,Cに格納されいる。

これは${A}のようにすれば、HTTPリクエストの設定に使える。


2個目はループコントローラでの2回目なので、CSVデータは読み進んでいない。

ループコントローラ配下にCSV Data Set Configが設定してあれば、読み進むがすべてのスレッドの共有にはできなくなる。


3回目の結果はほかのスレッドグループで先に2行進んでしまったようで、最終行となっている。

SJISファイルであるが、File EncodingJMeterは指定してないが文字化けせずに読み込めている。


4回目はループコントローラでの2回目なので、CSVデータは読み進んでいない。


もう一つのスレッドグループの1回目は読み進んで2行目のデータが取り込まれている。


続けてこちらのスレッドグループで読み進んでいる。



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