JMeter簡易リファレンス

Version 2.7

設定エレメン ト>HTTP Cache Manager

HTTP Cache Manager

概要

HTTPキャッシュコントロールをする設定エレメント。

HTTPのレスポンスヘッダーLast-Modified、Cache- Control等によりリクエスト時にIf-Modified-Since、If-None-Machをヘッダーに付与する。

各スレッドで独立したキャッシュの管理が行われる、キャッシュ内容がスレッドを超えて共有されることはないようである。


設定画面



パラメーター

名前
テスト計画/ワークベンチのツリーに表示さ れる名前

コメント
コメント

Clear cache each iteration?
チェックするとスレッドごとにキャッシュクリアされるとのことであるが、動作が変わらないようである。

Use Cache-Control/Expires header when proccessing GET request
チェックするとChache-Control、Expiresのヘッダ内容についてもキャッシュコントロールの処理 対象とする。

Max Number of elements in cache
キャッシュコントロールするコンテンツの最大サイズを指定する。ゼロにするとリクエストでErrorになる。
必須

  

使用例

サンプルファイル


一つ目のスレッドグループはスレッド数2を指定、2つ目のスレッドはスレッド数は1を指定

定数タイマは300msを指定。



実行結果



1個めのスレッドグループの最初のリクエスト。キャッシュされていないのでIf-Modified-Sinceなどのヘッダーはリ クエスト時 には追加されていない。応答にはコンテンツデータも送られてきている。





2つめのリクエストは一つ目のスレッドの2番目のリクエスト、キャッシュされているのでIf-Modified-Since、If- None-Machがリクエストに追加されている。サーバーのファイルは変更がないので、304レスポンスでボディ部は無しである。

あとは、順番に処理している。
キャッシュマネージャーを最上位に置いてもスレッド間でキャッシュが共有されずに処理している。
スレッドグループの配下に配置すると、他のスレッドグループにキャッシュ管理が使われることはない。


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